2015年11月11日水曜日

アシッドエッチングのピサンキ

ピサンキのグループ展にむけて、てんてんピサンキを作っていますが、

配色がむずい。。

そして、もう時間がない。。

というわけで、配色を考えなくて良いアシッドエッチングピサンキを作りました。

アシッドエッチングとは、卵を酸で溶かして模様をつける技法です。

言葉で説明しても、なんのこっちゃって感じだと思いますので、

制作過程を撮影してみました〜。


ピサンキは、手前に見えているキストカという器具を使って模様を描きます。


この中に蜜蝋を入れて、火で温めると、先端から蜜蝋が出てきて線が描けるのです。

カラフルなピサンキは、キストカで模様を描いた後、染料に浸けて染めるのですが、

アシッドエッチングピサンキは、酸に浸けて溶かします。


私は、サンポールを使っています。


サンポールに浸すと、細かい泡が出て来て卵の殻が溶けていきます。
この時、模様を描いた部分だけは溶けないので 、模様となって残るというわけです。


溶け具合を見て、よい感じのとこで取り出し、水で洗います。


更にまた模様を描き足す。


酸に浸けて溶かす。

これを繰り返して模様が作られていきます。



茶色の部分が徐々に薄くなっているのがわかりますでしょうか?



最後のサンポールです。


これで溶かす作業は終了です〜。


最後は、ろうそくの火や、ドライヤーの熱で蜜蝋を拭き取って仕上げます。
 
 蜜蝋を取り去ると、こんな感じになります〜。


正面

斜め

側面




溶かし具合の差で、色の差ができるというわけです。

アシッドエッチングピサンキの出来上がりです〜♪





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